離乳食が始まると、赤ちゃんは色々な食べ物に挑戦し始めます。赤ちゃん自身も初めて口にする食べ物でドキドキしながら食べています。
もちろんママも1人目の赤ちゃんとなると、初めてのことばかりで緊張の連続でしょう。
離乳食は母乳やミルクだけだった赤ちゃんにとって、初めて口にするものが一気に増えます。その影響で今まで便秘にならなかったのに急に便秘がちになる子も多くいます。
ヨーグルトは便秘にいいという話はよく聞きますが、赤ちゃんの便秘とヨーグルトには密接な関係があります。
便秘にヨーグルトは効果があるのか?ということやアレルギーにはならないのか、そしてどういう食べ方が一番効果的なのかなどをまとめてみました。
今のあげ方を一度確認して、今後の参考にしてください。
ヨーグルトとビフィズス菌の関係
皆さんはヨーグルトと聞くと一番にビフィズス菌と思い浮かべる方が多いのはないでしょうか。便秘は、お腹の中に便が残ったままになったり、便が何日も出ない状態のことを言います。
その状況を取り除くためにはビフィズス菌は有効と思われがちです。腸内環境を整えるという意味では、まったく効果がないというわけではありません。
しかし、ヨーグルトの種類によって腸に到着する前に吸収されてしまい、ビフィズス菌のほとんどが死にます。
効果が0ではないですが、効果は薄いです。乳酸菌の効果を得るためには、ヨーグルト選びが重要なポイントとなってきます。
ヨーグルトでアレルギーになる?
ヨーグルトには、腸内環境を整える効果がありますが、摂取しすぎはよくありません。摂取する量が問題になります。
3大アレルゲンと言われる、鶏卵・小麦・牛乳の牛乳が入っていることによりアレルギー反応を起こします。
アレルギー源となる牛乳を混ぜて作られることによりヨーグルトの中には、ガゼインというたんぱく質が含まれることとなります。
このガゼインは、アレルギー反応を起こす元となり、発酵させても熱を加えても過剰反応してしまいます。
好きだからと同じものばかりを摂取していると過剰摂取となり結果としてアレルギー反応を起こすこととなります。
赤ちゃんの場合は、消化機能が未発達のため上手く吸収が出来ません。
未発達の段階でヨーグルトを食べさせてしまう分解できずアレルギー反応を起こしてしまいます。
アレルギー反応の主な症状は、痒みや湿疹などよく見られる症状となりますがたまに重症なこともありますので注意が必要です。
最悪アナフィラキシーショックを起こすこともありますので、与え方には注意をしてください。いつもと違う変化のある場合は、かかりつけ医に相談をし、一度検査をすることをおすすめします。
おすすめのヨーグルトについて
離乳食を開始した赤ちゃんに与えるヨーグルトについて注意したい点がいくつかあります。
メモ
- 無糖のもがよい。
- 添加物の有無。
- 常温にしてから与える。
ヨーグルトの成分等について
ヨーグルトの加糖のものは、離乳食初期の赤ちゃんには甘すぎるためよくありません。無糖で尚且つプレーンのものがおすすめです。またヨーグルトは、無添加のものを選びましょう。
砂糖0と書いてあっても「スクラロース」や「ゼラチン」が含まれている場合があります。特に注意が必要なのは、はちみつが入っていないかということです。
1歳未満は絶対に、はちみつを食べてはいけません。
はちみつによる食中毒を起こすボツリヌス菌は呼吸困等をを起こしたりしますし、とても怖いです。成分表を一度見てから購入するように気を付けましょう。
便秘と勘違いしやすいボツリヌス菌と赤ちゃんに影響する危険とは?
ボツリヌス菌の初期症状は便秘ですので、慢性的に便秘の場合は気が付かない場合もあり得ます。
ヨーグルトのあげ方
ヨーグルトは通常冷蔵保存ですが、赤ちゃんに食べさせる時は常温にして与えるようにしましょう。
冷たいものはお腹を下してしまう可能性があるためです。離乳食を開始して間もない場合は、消化器系も発達していませんので急激に冷えることを防ぐためです。
おすすめの食べ方
ペーストした果物などや裏ごしした野菜などをトッピングして食べると効果的!
バナナを小さく切って混ぜるのも好きな赤ちゃんが多く、おすすめです。
ただ、プレーンヨーグルトでも酸味の強いものがあり、赤ちゃんが嫌う場合があります。そんな時には、トッピングを工夫するのもありです。
赤ちゃんにおすすめのヨーグルト
赤ちゃんが食べるのにおすすめのヨーグルトにはいくつか種類があります。それは無糖で添加物の入っていないものです。
メモ
- ナチュレ 「恵」
- 明治 「ブルガリアヨーグルトLB81 プレーン」
特に上記の2点の商品はおすすめです。腸まで乳酸菌が生きて届きますよ。
赤ちゃん向けの商品としてベビーダノン等が売られていますが、割高である上に、砂糖が含まれています。そのため、純粋なヨーグルトとは言えません。
そして、赤ちゃんにより個人差はありますが、場合によってはお腹を下すこともあります。
ヨーグルトにカイテキオリゴを混ぜて食べさせると、乳酸菌のパワーが倍増されるので、便秘には効果的です。ヨーグルトにオリゴ糖ってやりすぎじゃないかと思う人もいますが、オリゴ糖自体は薬ではないので安心です。
カイテキオリゴの安全性については、こちらでも解説していますので参考にして下さいね。