離乳食に少し慣れてくると、便秘がガンコになってくることがあります。
2日くらいならまだ問題ないですが、赤ちゃんによっては4日を超えることもあります。
うちの子供も、当時は2人とも便秘気味でした。
ガンコな便秘が習慣になると、慢性的な便秘になってしまいます。
早い段階で便秘を改善するために、離乳食にも食物繊維を取り入れてみてください。
この記事では、7ヶ月〜8ヶ月くらいの離乳食に使える食物繊維が豊富な食材を紹介しています。
離乳食に食物繊維を取り入れて便秘解消
離乳食が始まると、ミルクや母乳だけの生活ではなくなります。
今まで何も食べていなかったのに、急に食べるようになるので、嬉しさと不安がいっぱいになりますよね。
離乳食作りは母乳やミルクと比べると、圧倒的に時間と手間がかかってきます。
離乳食というと、ピューレやすりおろしのイメージが強いですが、徐々に変えていきましょう。

離乳食をはじめてから、便秘気味になる赤ちゃんもいます。
そんな時に便利なのが、食物繊維です。
毎日の献立に食物繊維を入れてみる
つまったうんちを出しやすくするために、『食物繊維』は効果的です。
食物繊維を含む食材を中心に離乳食の献立を考えてみましょう。

ただ、赤ちゃんに食物繊維を与える際は注意点もありますので、こちらも参考にしてください。
関連 摂り方を間違ってない?食物繊維と赤ちゃんの便秘の関係とは?
7ヶ月〜8ヶ月の離乳食に食べられる食材

7ヶ月〜8ヶ月の離乳食に食べられる食材は?
離乳食がはじまって1〜2ヶ月たっていると、食べられるものが増えてきます。
子供の成長によっても変わってくるので、あくまで一般的な目安にしてください。
ただ、まだこの時期には食べさせない方がいい食材もあります。
主食系はほぼ食べられる
お米やうどんなどの麺類、食パンは普通に食べられるようになります。
ラーメンやスパゲッティを食べさせても問題ありません。

コーンフレークなども消化できますが、柔らかい状態にしてからあげた方がいいですね。
豚肉や牛肉は様子を見てからにする
タンパク質を含む食品で、まだ食べさせるのに少し早いのが豚肉や牛肉などの赤身のお肉です。
鶏肉は、ささみから始めれば問題ありません。
ただ、豚肉と牛肉は赤ちゃんが食べにくく、ほぼ噛まないため、消化しにくいです。
そのため、もう少し大きくなってからにしましょう。
野菜はきのこ系だけ様子を見ながら
野菜は小さく切ったり、すりつぶせば問題なく食べることができます。
もちろん、赤ちゃんの好き嫌いや個人差もあります。
でも、きのこは様子を見ながらあげてください。

きのこを食べさせてあげたいのであれば、少量ずつ様子を見ながらにすると安心です。
離乳食で使える食物繊維が豊富なおすすめ食材
離乳食で使える食物繊維が豊富な食材を10個厳選しました。
水溶性と不溶性食物繊維の特徴は、下記のイメージです。
- 水溶性→血糖値の上昇を抑える
- 不溶性→腸の運動を活発にさせる

食材 | 水溶性 | 不溶性 | 総量 |
さつまいも | 0.6g | 1.6g | 2.2g |
じゃがいも | 0.6g | 0.7g | 1.3g |
かぼちゃ | 0.7g | 2.1g | 2.8g |
にんじん | 0.7g | 2g | 2.7g |
ほうれん草 | 0.7g | 2.1g | 2.8g |
オクラ | 1.4g | 3.6g | 5.0g |
納豆 | 2.3g | 4.4g | 6.7g |
ひじき | ー | ー | 43.3g |
豆腐(絹) | 0.1g | 0.2g | 0.3g |
バナナ | 0.1g | 1g | 1.1g |
①さつまいも

離乳食にも使えるさつまいも
さつまいもは、大人でも食べるとうんちに行きたくなりますよね。
離乳食に使う時も、便秘解消効果は期待できます。
お味噌汁に入れても小さめに刻んでも使いやすく、赤ちゃんと自分用にも使えます。
柔らかいので、すりつぶす場合も楽でバリエーションが広がります。
②じゃがいも

大人も子供も大好きなジャガイモ
じゃがいもは食物繊維が平均的に含まれており、食べやすい野菜です。
赤ちゃんでも、じゃがいもを嫌う子はあまりいません。

水溶性と不溶性の食物繊維が半分半分で、バランスがいいところが魅力です。
③かぼちゃ

すりつぶすと使いやすいかぼちゃ
かぼちゃはほんのり甘く、離乳食レシピには取り入れやすい食材です。
普段は、下ごしらえが大変なので、使う機会が少ないかもしれません。
でも、赤ちゃんが食べてくれるなら下ごしらえも力が入りますよね。
かぼちゃには不溶性の食物繊維が多く、便秘解消が期待できます。
ある程度長期の保存もきくので、離乳食に不慣れなママにもおすすめしやすい食材の1つです。
④にんじん

離乳食から慣れさせておきたいにんじん
にんじんは単体で食べると、好き嫌いをする子は多いです。
でも、離乳食で使うには調理もしやすくレシピもたくさんあります。
にんじんには、ペクチンと呼ばれる食物繊維が豊富に含まれています。
関連 便秘に効果のあるペクチンとは?赤ちゃんにも使えるのか検証してみた
意外に知られていませんが、便秘に効果的な食材なんです。

ほとんどの子供がにんじん嫌いなので、小さい頃から食べ慣れさせておくのもおすすめです。
また、にんじんは旬の時期が特になく、いつでも同じような価格で買えます。
一年を通して使うことができるので、保存食にも向いています。
⑤ほうれん草

すりつぶせば何でも使えるほうれん草
あまり知られていませんが、ほうれん草にも食物繊維は多く含まれています。

離乳食用なら、野菜スープなどに入れれば簡単で手早く作ることができます。
下ゆでするだけでいいので、ぱっと作って1品増やしたい時には便利な食材です。
⑥オクラ

整腸作用の高いオクラ
食物繊維と言うと、ネバネバなものというイメージがあると思います。
オクラはその代表的な食材ですよね。
含まれる食物繊維の量は、野菜の中ではダントツです。
食感も柔らかく食べやすいため、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにも最適です。
下ゆでして小さく刻んで和えるだけでも十分です。
⑦納豆

食物繊維の量が多い納豆
納豆は大豆を発酵させて作られています。
そのため、食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれていることが特徴です。
便秘にいいと言われるバナナと比較しても、納豆は6倍の食物繊維が含まれています。

量は少なくても、バナナ1個よりも食物繊維を効果的に摂ることができます。
⑧ひじき

うまく使えば便秘解消に効果的なひじき
ひじきは言わずと知れた食物繊維の代名詞的な存在です。
大人の便秘にもよくすすめられるほどその効果は絶大です。

離乳食に使う場合は、少し小さめに刻んだり多少の工夫は必要になります。
ただ、うまく使えば便秘解消には1番効果的な食材です。
⑨豆腐

離乳食にもアレンジしやすい豆腐
豆腐は、柔らかくてそのままでも離乳食に使えてしまう万能の食材です。
実は豆腐にも少ないながらも、食物繊維は含まれています。
豆腐の品種は、絹ごしよりも木綿豆腐の方が含有量は多くなります。
ただ、木綿豆腐は赤ちゃんによっては嫌がる子も多いです。
離乳食に使うなら、柔らかく食べやすい絹ごし豆腐の方がおすすめです。
⑩バナナ

赤ちゃんも大好きなバナナ
バナナは大人のダイエットにもよく使われますよね。
少しでおなかがふくれやすく、整腸作用があり、お通じアップに効果的です。
柔らかく食べやすいので、離乳食が始まったばかりの赤ちゃんでも食べられます。
おやつ代わりにもデザートにもなるので、一袋買って置いておくと、何か便利な食材です。
7ヶ月〜8ヶ月の離乳食に使える食物繊維【まとめ】
離乳食に慣れてきた頃の便秘は、誰もが経験することです。
少しでも便秘改善になるように、毎日の献立を見直してみてください。
食物繊維を取り入れるだけでも、改善することはあります。
我が家では、食物繊維と補助的にオリゴ糖を併用していました。
オリゴ糖は、赤ちゃんにも使える安心の便秘解消グッズなので、効果が出ない場合は試してみてください。
記事下におすすめのオリゴ糖をまとめましたので、参考にしてください。