大人と同様に赤ちゃんにも便秘はあります。むしろ、赤ちゃんの方が便秘になりやすいと言っても過言ではありません。
あなたが今赤ちゃんの便秘で悩んでいても、それは決して珍しいことではありませんので安心してください。
産まれたての新生児でも便秘はありますが、やはり一番多いのは離乳食をきっかけに便秘になってしまう赤ちゃんが多いということです。
離乳食の便秘を解消するために、果物を摂った方がいいという情報をよく聞きます。主に、りんごとみかんです。
りんごとみかんは赤ちゃんの便秘には効果的でおすすめしたい食材の1つです。もちろん、実際に効果もあります。
しかし、りんごとみかんを離乳食の便秘対策に取り入れるのに注意しておきたい点がいくつかあります。
りんごやみかんはうんちの状態で使い分ける
りんごやみかんは、赤ちゃんの便秘には効果的ですが、使う時には赤ちゃんのうんちの状態も考えておいた方がより効果を得やすくなります。
りんごとみかんには、ペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維が含まれています。このペクチンは食物繊維なので、便秘にいいことは何となくわかりますよね。
便秘に効果のあるペクチンとは?赤ちゃんにも使えるのか検証してみた
りんごの方がみかんと比べると、このペクチンが含まれる量は多く、みかんよりも便秘には効果があると言えますが、あくまでこれは大人に限った話になります。
※ちなみに、みかんの皮や白い筋の部分の方がりんごよりも多くのペクチンが含まれています。(ただ、食べませんよね。)
大人のように胃腸が発達していると、りんごを食べてもすぐに消化もできるため、便秘に効果が出やすいと言われていますが、赤ちゃんは胃腸の発達がまだまだ不十分です。
そのため、赤ちゃんにりんごをたくさん食べさせても、消化しきれずにうんちが固まってしまうという現象が起こります。
これでは、本末転倒です。りんごは、赤ちゃんの便秘に使うには少しコツがいります。ただ、個人差もあるので赤ちゃんに効果がないというわけではありません。効果のある赤ちゃんも実際にはいます。
りんごとみかんの使い方を整理してみましょう。
りんご → 下痢などうんちが柔らかいと感じた時みかん → コロコロうんちなど固いうんちしか出ない時
それぞれの成分をうまく活かすための使い方は、うんちの状態を見てから考えましょう。赤ちゃんの胃腸から考えると、りんごの成分は少し刺激が強すぎるため、うんちが柔らかい時に使うと効果的です。
一方で、みかんは固いうんちを柔らかくするために使うと効果が出やすいです。
ひどい便秘の時に使いたい裏技
赤ちゃんでもひどい便秘になってしまう子もいます。毎回1週間くらいうんちが出なくて、病院へ行って浣腸をしてもらっていてもまた便秘になってしまうこともあります。
そんな時に試したいみかんの使い方を紹介します。それは、みかんの皮を使ってジュースを作ることです。
みかんの皮や白い筋の部分は、ペクチンの含まれる量がダントツに多いので、これを利用します。
みかんの皮ジュースの簡単な作り方
- みかんの皮をむく。
- 外側の皮と内側の皮をむく。
- ジューサーに入れる。
- 砂糖を少々入れる。
- ジューサーで混ぜる。
かなり酸っぱいので、味を見ながら砂糖で味を調整してください。皮をむき終わったみかんも合わせて食べさせると、さらに効果的です。
我が家の3歳児もうんちが出にくくなってきた時に作ってあげると、うんちが出ることもありました。