赤ちゃんの便秘で小児科を受診した際、便秘改善の為に薬を処方されますが、マグラックスやマグミットと記載されているのを見たことがありませんか?
これらは酸化マグネシウムという成分なのですが、酸化マグネシウムには便を柔らかくする効果があるのです。
でも毎日飲ませても大丈夫か不安なお母さんもいると思います。酸化マグネシウムは赤ちゃんにも安心して使えるものなので大丈夫です。
今回は、酸化マグネシウムと赤ちゃんの便秘について詳しく見てみましょう。
酸化マグネシウムに期待できる効果
そもそもマグネシウムとは何?と思っている方の為に簡単に説明します。
メモマグネシウムとはミネラルの1つで、食品だとひじきや胡麻などに多く含まれています。マグネシウムには水分を引き付けるという特性があり、便秘薬に酸化マグネシウムが使われるのはこの水分で便秘を改善させようとしているのです。
便秘を改善させるためには、便に対する水分量を多くしなければいけません。赤ちゃんは大人のように水分を多く摂取することが困難なこともあります。思うように水分が取れないことで便秘になりやすいのです。
そこで便秘改善へと導いてくれるお薬が酸化マグネシウムというわけですね。
酸化マグネシウムの特徴と入手方法
酸化マグネシウムは基本的に病院に行って処方せんをもらい、薬局で処方される薬になります。
しかし、最近では【酸化マグネシウムE便秘薬】という薬がドラックストアやネットの通信販売でも手に入るようになりました。1日に6錠でその日に必要なマグネシウムの摂取量をクリアできてしまうのです。便利な世の中ですね。
でも、こちらの便秘薬で改善出来るのは便秘の原因が水分不足であることが条件です。
ストレスや何か病気が原因の場合、飲み続けてもあまり効果は得られません。安易に手を出さず病院で診てもらうようにしましょう。
年齢でも摂取の量が決められています。病院では処方されるとおりに服用すれば問題ありませんが、市販薬を使う時は必ず注意事項をよく読みましょう。
不安な場合は、ドラッグストアにいる薬剤師さんに相談してみるのもいいですよ。
酸化マグネシウム摂取時の注意点
酸化マグネシウムを摂取することで、体に悪影響はないの?と思われる方も多いです。
酸化マグネシウムは安全な薬なので服用しても問題はありません。マグネシウムは食品にも多く含まれており、私たちは普段何気なくマグネシウムを摂取しているのです。
私たちの体内でも活躍してくれている成分ですので、薬のクセや常習性になりにくいものですので安心できます。
しかし、何日も毎日のように赤ちゃんに飲ませすぎると稀にではありますが、副作用を発症することがあるそうですので、用法・用量はきちんと守りなるべく自然に排便できるような環境づくりを心がけましょう。
摂取の仕方ですが、大人の場合はそのままぬるま湯で飲めますが、赤ちゃんの場合は、粉薬で処方されますので飲み方に工夫が必要です。
赤ちゃんの酸化マグネシウムの飲ませ方
オススメは器に粉薬をあけ、少量のぬるま湯で溶かします。
ペースト状になる位がベストです。これをお母さんの指で赤ちゃんの頬裏につけてあげましょう。次第に唾液で溶けて体内へと取り込まれます。
これでも嫌がる赤ちゃんには、果汁やミルクなどに溶かしてあげる方法もあります。薬自体は無味無臭ですので、粉っぽさを消してあげるのが上手に飲ませるコツです。
また、酸化マグネシウムと同時に水分を多く摂取すると酸化マグネシウムとに水分が引き寄せられますので、【多めに水分を摂取する】ことを心がけましょう。
酸化マグネシウムって便利なお薬ですが、いつまでも薬に頼ってはいられません。毎日意識して水分を摂らせたり、食事を見直して赤ちゃんを便秘改善へと導いてあげましょう!