赤ちゃんが便秘気味だとママの心配も尽きません。
定期的に排便がない、なんだかお腹がポッコリしている、おっぱいや離乳食を欲しがらないなど、症状は様々です。中には便秘が酷くなり、病院に行ったりお薬を飲ませたりしたママもいらっしゃるのではないでしょうか?
お腹が苦しかったり、痛かったりを表現できない赤ちゃんだからこそ、ママも心配になってしまいますよね。
そこまでひどくはなくとも、できるだけ病院やお薬は使わないようにしたいと思うものです。今回は赤ちゃんにうんちを習慣づけるためのコツをまとめてみました。
赤ちゃんがうんちを出すためには何が必要?
うんちを出すためにまず必要なことが、腸内環境を整えてあげることです。
未発達な赤ちゃんの腸内は大人以上に善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて便秘や下痢を引き起こしやすいものです。
月齢が進むと何でも口に入れてしまうようになり、特に雑菌がどんどんお腹の中に入ってきますが、すべてを除菌!なんてことはできませんし、赤ちゃんの成長にも大切な時期です。
腸内細菌のバランスを整えて、しっかりと抵抗力をつけてあげましょう。
善玉菌を増やす
善玉菌を増やすためには、善玉菌の餌となる乳酸菌やオリゴ糖を補ってあげることが大切です。
毎日の食事にヨーグルトをプラスしたり、オリゴ糖をプラスすることが効果的です。しかし少量ずつを毎日となると、普段の離乳食だけでもママは大変ですから、手軽に準備ができて、赤ちゃんも喜んで口にしてくれる方法が良いですよね。
そこでおススメなのがオリゴ糖。水分補給の白湯に混ぜたり、ヨーグルトにプラスしたりと、使い方が簡単でお手軽なのが嬉しいです。いろいろ市販されているオリゴ糖の中でも赤ちゃんの便秘にも高評価のカイテキオリゴは私の周りの知人も多く使っています。
赤ちゃんの便秘で意識したいのは『習慣』
腸内環境を整えてあげると、便の状態が適度に保たれ排便しやすくなります。
便が硬くなって出にくくなる赤ちゃんも多いので、これだけでもスムーズに排便できるようになるお子さんもいますが、多くの赤ちゃんは生活のサイクルが整っていませんので、排便の習慣も乱れがちです。
そこで、毎日決まった時間に腹部のマッサージで刺激を与えてあげるのもおススメです。
「の」の字のマッサージは刺激が緩やかで赤ちゃんにも安心ですが、効果は高く、早いとすぐに便意を催すこともあります。皮下脂肪の少ない赤ちゃんにマッサージをする時は優しくソフトタッチが基本ですので、赤ちゃんのご機嫌をみながら楽しくなさってください。
親子のスキンシップにもなり一石二鳥ですよ。
「の」の字マッサージについては、過去記事でも触れていますので、参考にして下さい。
また、すぐには出なくても次の日の朝やお昼寝のあとなどに出たりと時間が空くこともありますので、焦らず毎日続けましょう。
続けるためのコツはゆっくりとできる時間帯を選ぶことです。お風呂上りやお昼寝まえのおっぱいの後などが毎日続けやすいのではないでしょうか。マッサージの効果でぐっすり寝てくれるのも嬉しいですよね。
うんちを習慣づけるには時間がかかる
赤ちゃんの便秘に悩むママは、なかなか効果が出ないのも不安になってしまうかと思います。
しかし、腸内環境を整えるには数か月から半年かかりますし、生活のサイクルが整うにも、やはり同じくらいの時間が必要です。
赤ちゃんの心と体の発達と合わせ、2歳ころまではどうしても不安定な時期が続きます。
この頃までは言葉でうまくコミュニケーションも取れませんから不安になりがちですが、焦らずしっかりと赤ちゃんの様子を見ていきましょう。
そして、腸内環境を整えることは便秘だけでなく、体全体や心の成長にも大きく関わってきますので、少しずつ無理なく毎日続けましょう。
毎日続けるには手軽に気楽に生活に取り入れられることが一番のポイントですので、ぜひ取り組んでみる際の参考になさってください。