赤ちゃんの便秘解消に食物繊維は効果的です。
ただ、あげすぎて取りすぎになってしまうのは避けたいところです。
食物繊維のことを知って、うまく使えるようになってこそ、そのパワーを最大限にいかすことができます。
この記事では、食物繊維の知識や赤ちゃんにあげる時に知っておきたい取り方や注意点をまとめています。
食物繊維だけでは効かない子向けの対処方法も解説しました。
赤ちゃんの便秘に食物繊維は効果がある?
大人でも赤ちゃんでも食物繊維は便秘に効果的です。
赤ちゃんは基本的に飲める薬が少ないですよね。
最近では、赤ちゃんも整腸剤を飲めるようになってきています。
ただ、赤ちゃんに薬を飲ませるのって抵抗ないですか?
大丈夫と言われていても、親なら不安になるものです。
薬に頼らずに治してあげられたら、1番いいですよね。
そんな時に便利なのが、食物繊維です。

食物繊維の効果と種類
食物繊維の効果や種類について、詳しく知らない人も多いかと思います。
赤ちゃんに食物繊維を与える前に覚えておいた方がいいことをまとめました。
- 食物繊維とは何か?特徴
- 食物繊維の種類と効果
食物繊維の働き
まずは、食物繊維の言葉の意味を知っておきましょう。
Wikipediaには、このように記載されています。
食物繊維(しょくもつせんい)とは、人の消化酵素によって消化されない、食物に含まれている難消化性成分の総称である。
その多くは植物性、藻類性、菌類性食物の細胞壁を構成する成分であるが、植物の貯蔵炭水化物の中にはグルコマンナンやイヌリンの様に栄養学的には食物繊維としてふるまうものも少なくない。
化学的には炭水化物のうちの多糖類であることが多い。
引用:Wikipedia
食物繊維は、便の量を増やして便秘を防ぐ目的で使われることが多いです。
ただ、最近は心筋梗塞や糖尿病など生活習慣病の予防にも効果的と言われています。

食物繊維の効果
そもそも便秘は、腸内において便が硬くなっている事が1つの原因です。
食物繊維は高い保水力を持っており、便と水分を混ぜます。
便の柔らかさを保ち、便の量を増やします。
また、腸内環境を整える為に、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を活発化させる働きをします。
腸を始めとする消化管が食物を口側から肛門側へと移動させる運動。単に蠕動とも呼ばれる。
引用:健康用語WEB辞典
便秘は、大人でも放置すると美容や健康に悪影響をもたらします。
体内に老廃物を溜め込んでいる状態なので、排出されないとどんどん溜まりますよね。
まして、体が発達していない赤ちゃんは、なおさら早く治してあげるべきです。

あとあと体に異常が出ないようにする、いわば予防医学です。
種類① 水溶性の食物繊維
食物繊維には2つの種類があって、水溶性と不溶性があります。
水溶性の食物繊維は水に溶けて、ネバネバ系のものとサラサラしたものがあります。
- りんごやみかん、キャベツや大根など
水溶性食物繊維の特徴
- 有害物質を吸着し、排出しやすくする
- お腹がすきにくく、食べ過ぎを防げる
- 糖質の吸収を遅くし、血糖値の上昇を防ぐ
種類② 不溶性の食物繊維
不溶性の食物繊維は、僕たち大人にはなじみがある食べ物に含まれます。
便の量を増やし、排便をしやすくするので、直接便秘に効果があるのは不溶性の食物繊維です。
大豆・ごぼうなどの穀類、豆類、海藻類など
不溶性食物繊維の特徴
- 腸の動きを活発にする
- 便の量を増やし、排便を促す
- 整腸効果が高い
食物繊維が多く含まれている食材については、別記事に詳しくまとめました。
関連 7ヶ月〜8ヶ月の離乳食で使える食物繊維の多く含まれる食材
赤ちゃんの食物繊維を取る摂取量
実は、赤ちゃんや妊婦さんは食物繊維の摂取が推奨されていません。
厚生労働省の資料によれば、食物繊維の摂取が推奨されるのは、6歳から高齢者までです。

参考までに、厚生労働省が発表した資料で1日あたりの食物繊維の摂取目安をご紹介します。
真ん中の年齢は省いているので、全て見たい方は表下のリンクからご確認ください。
食物繊維の食事摂取基準(g/1日あたり)
年齢 | 男性 | 女性 |
0〜5(月) | ー | ー |
6〜11(月) | ー | ー |
1〜2(歳) | ー | ー |
3〜5(歳) | ー | ー |
6〜7(歳) | 11g以上 | 10g以上 |
8〜9(歳) | 12g以上 | 12g以上 |
18〜29(歳) | 20g以上 | 18g以上 |
30〜49(歳) | 20g以上 | 18g以上 |
70以上(歳) | 19g以上 | 17g以上 |
赤ちゃんや子供が小さいうちは、食物繊維を取らなければいけないということはありません。
取りすぎると、体が慣れてしまって効果が薄れてしまうので、注意しましょう。
食物繊維の効果をさらに上げるには?

食物繊維の効果をさらに上げる方法
食物繊維を取るようになって、すぐに効果が出る子もいます。
でも、必ずしもみんながすぐに効果を感じられるわけではありません。

我が家では、食物繊維だけで効果が出ない時は、オリゴ糖を併用していました。
オリゴ糖なら、どんな料理にもすぐ溶けてくれるので、簡単に食物繊維にプラスすることができます。
オリゴ糖の中でも、天然の材料から作られたカイテキオリゴがデリケートな赤ちゃんには最適です。
すぐに効果が出ないこともありますが、少しずつ赤ちゃんの体に働きかけてくれます。
赤ちゃんに食物繊維を使うときの注意点
便秘だからといって、食物繊維のあげすぎには注意が必要です。
赤ちゃんの体内では、食物繊維を分解することはできません。
食物繊維を意識することと同時に腸内細菌についても知っておきましょう。
赤ちゃんの体には、善玉菌と悪玉菌が存在しています。
食物繊維の分解をしてくれるのが、善玉菌です。
善玉菌は、健康管理のために欠かせない存在になります。
善玉菌の力を増やすことが大切
では、善玉菌は赤ちゃんの体内でどんな働きをしてくれているのでしょうか?
善玉菌の働きを専門書で調べてみると、難しいことがたくさん書かれていました。
引用すると、
善玉菌の働き
- 乳酸や酢酸を生成し、腸の働きを高める
- 悪玉菌を追い出し、腸内環境を弱酸性にする
- 腸に進入してきた、ウイルスを腸壁に付着しないようにする
- 腸が分解不能なミネラルや食物繊維を分解
- ビタミン類を生成し、結果として腸を活性化させる

便秘になっていると、善玉菌の効果はありません。
結果として、食物繊維を豊富に摂取しても、分解作用の期待が薄いということがわかります。
つまり、便秘の時に食物繊維の摂りすぎるのは良くないということです。
毎日になると、摂りすぎになるので、数日に1回とか回数を調整してください。
食物繊維で母乳の質は上がる?

食物繊維を摂ると母乳の質が上がるのか?
当然ながら、母乳はママが食べる物で作られています。
ママが食物繊維をたくさん摂りすぎたからといって、母乳には影響はありません。
食物繊維は、基本的に「消化できない成分」です。
消化されないため、ママの体内に吸収されることはありません。
母乳は血液を介しているので、消化されない食物繊維が母乳に持ち込まれることはないんです。
食物繊維の効果でママの便秘の改善は期待できますが、赤ちゃんの便秘とは直接関係ありません。
しかし、ママの便秘の改善で母乳の質が上がることは確かです。

実際に、僕の妻も善玉菌を増やすためにオリゴ糖を併用していました。
特に完全母乳の場合は、良質な母乳である事が大切です。
母乳の質は赤ちゃんの便秘に影響をもたらすので、バランスの良い食事を心がけてください。
妻とその周りの子育てママにも評価が高かったのが、カイテキオリゴというオリゴ糖でした。
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