赤ちゃんが便秘で困ったとき何とかすぐに解決してあげたいと親なら誰だって思いますよね。
赤ちゃんの便秘で悩んでいるのは、あなただけではありません。食べ物や薬、色々試したけれど、なかなか治らないこともあります。
そんな時に試してほしいのが、綿棒浣腸です。
綿棒浣腸は、赤ちゃんの便秘の時の最終的な切り札として有効な手段です。即効で効果があり、赤ちゃんの便秘を確実に解消できる方法ですので、便秘の解消に期待が出来ます。
赤ちゃんが便秘で困っているとき色々な方法を試しますが、改善しない場合がありますよね。
綿棒浣腸は、食べ物やオリゴ糖など体の中から便秘を改善することとは違い、直接腸を刺激することにより便を出しやすくする効果があります。赤ちゃんが苦しそうにいきんでいたり、お腹が張っているときは綿棒浣腸をしてあげてください。
赤ちゃんの便秘の原因
ここで気になるのが、なぜ赤ちゃんが便秘になりやすいのかということです。それには色々な原因があります。
- 母乳不足であること。
- 母親の食事内容によって母乳が飲みにくく消化されにくいこと。
- 母乳が美味しくないと感じてしまう。
- 離乳食を開始すると極端に水分摂取量が減ること。
上記の点が主な原因となり、結果的には便秘になってしまいます。
一般的に赤ちゃんが便秘と判断されるのは、5日以上排便がない状態の場合や排便時お尻が切れてる場合は便秘とされます。
ただし便意も赤ちゃんによって個人差はありますので、機嫌が悪くなかったり母乳など飲みが悪くなければそこまでの心配はいりません。
便は赤ちゃんの健康の目安になる大事なサインですので注意してみておくことが必要です。
綿棒浣腸の基本とやり方
では、本題の基本的な綿棒浣腸のやり方をご紹介します。
実際の綿棒浣腸のやり方
準備物:綿棒・ベビーオイル・新聞紙やオムツ・おしりふき
- 大人用の綿棒を準備します。
- ベビーオイルを付けた綿棒を肛門に挿入します。
- 綿棒の頭部分が肛門に入ってからゆっくりと刺激をします。
- 刺激をある程度したらゆっくりと抜きましょう。
- 少しお腹のあたりを「のの字」マッサージをしてみてください。
それらの刺激により、大体は便が出てきますが、量が多い場合があります。
便秘で長い間出ていない場合は、刺激をすることにより出てきますので慌てないためにも新聞紙を敷いておくことをおすすめします。
綿棒浣腸をする場合、赤ちゃんの体勢はとても重要になります。足をばたつかせたりするとかえって肛門を傷つけてしまう原因ともなるので、足首をきちんと持ち、動けない状態でしてあげるのがベストです。
綿棒浣腸の注意点
綿棒浣腸をする上での注意点としては、あまり綿棒を奥まで入れすぎないことです。直接腸を刺激するため、あまり刺激すると腸を傷つける恐れがあります。
傷ができてしまうと、そこから化膿してしまうこともあるため注意をしてください。
肛門を刺激するだけでも便意を起こすことはできます。
癖になることを心配されるお母さんが多いのではないかと思いますが、毎日しても癖になることはありません。小児科の先生から聞いた情報なので、間違いはありません。
浣腸は浣腸でも、イチジク浣腸のような液体浣腸はやりすぎるとくせになってしまう子もいます。その点、綿棒浣腸は問題ないので、安心して試してくださいね。
まずは、決まった時間に排便できるようにサイクルを作ってあげるほうが良いです。
少しでも赤ちゃんが自分でうんちできるようになってきたら、自然と間隔も空けていくことができるようになりますので、はじめは親も赤ちゃんもしんどいですが、がんばりましょう!
大人でも便秘はつらいですから、赤ちゃんはもっとつらいです。
綿棒浣腸と赤ちゃんの便秘【まとめ】
赤ちゃんのお世話をしていると必ず一度は経験する便秘です。赤ちゃんが苦しむ前にまずは綿棒浣腸を試してみてください。
1人目の赤ちゃんの場合は、何をしていいのかわからないことが多いですが、そこでお母さんが慌ててしまってはいけません。
少しずつ大きくなっていけば改善されてくることもあります。
赤ちゃんは言葉が話せないため、泣くことでしか自分の感情を伝えることが出来ません。日ごろからよく観察する癖を付けて、健康管理をしてみてあげてください。
綿棒浣腸をしても改善されない場合も当然でてきますので、その場合は必ずかかりつけ医に相談をしてください。